歯周病治療
歯周病について
成人の80%は歯周病にかかっています。

こんな症状はありませんか?
- 起床時、口が粘つく
- 口臭がある
- 歯ぐきが腫れている。又は浮いた感じがする
- 水を飲むと歯がしみる
- 歯が長くなった感じがする
- 食べ物が歯によくはさまる
- 硬いものが噛めなくなった
- 歯が動く。歯ぐきを押すと膿がでる
- ブラッシング後、出血する
このような症状があれば、歯周病かもしれません。

中高年で歯を失う原因のほとんどが、歯周病です。
歯周病は歯の周りの歯周組織が外的刺激によって破壊され歯と歯肉の間の結合組織を破壊し、歯周ポケットを形成します。その歯周ポケットが徐々に深くなると同時に歯を支えている周辺の骨も溶かしていきます。痛みは感じないため、慢性的に進行していき、自覚した時にはかなり進行していることが多いのが、サイレントキラーと呼ばれるゆえんです。時に急性化(痛みを感じる)し、浮いた感じがしたり、腫れたりします。進行していくと、歯はだんだんと動揺し、最後には抜け落ちてしまいます。
現代社会において歯周病にかかっている方は、30歳以上で80%、45歳~54歳の間で88%、実に10人のうち9人の方が歯周病になっているのです。また最近の傾向としては、中高生も歯周病が増加の傾向にあります。

大半の方はブラッシングをおこなっていますが、なぜこれだけの方が歯周病にかかっているのでしょうか?
プラーク中の細菌によって口腔内の歯周組織に生じる「炎症性破壊性疾患」と思われている方が多いですが、それは歯周病の分類の中の歯周炎や歯肉膿瘍(のうよう)といわれるもので、歯周病の中のひとつの疾患にしかなりません。歯周病の定義は歯周組織におこるすべての疾患をさし、歯周炎や膿瘍のほかに薬や遺伝などでおこる「歯肉病変」、誤ったブラッシングや辺縁歯肉の炎症でおこる「歯肉退縮」、異常な咬合力からおこる「咬合性外傷」も歯周病のひとつです。
プラーク中の細菌によって口腔内の歯周組織に生じる「炎症性破壊性疾患」と思われている方が多いですが、それは歯周病の分類の中の歯周炎や歯肉膿瘍(のうよう)といわれるもので、歯周病の中のひとつの疾患にしかなりません。歯周病の定義は歯周組織におこるすべての疾患をさし、歯周炎や膿瘍のほかに薬や遺伝などでおこる「歯肉病変」、誤ったブラッシングや辺縁歯肉の炎症でおこる「歯肉退縮」、異常な咬合力からおこる「咬合性外傷」も歯周病のひとつです。

最近、テレビコマーシャルではブラッシングで歯石などが簡単に落ちるとうたってきていますが、組織学、細菌学的には、歯石を歯周ポケットから除去することは歯科医院にある専用の機械を用いて除去しないと難しいです。
歯周病になると、溶けた骨は元には戻りませんが、進行を止めることはできます。そのためには、歯周病を理解し、きちんとしたプラークコントロールと定期的なメンテナンスを行いましょう。
歯周病になると、溶けた骨は元には戻りませんが、進行を止めることはできます。そのためには、歯周病を理解し、きちんとしたプラークコントロールと定期的なメンテナンスを行いましょう。