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きたじま歯科医院
086-944-8099
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アクセスマップ

JR赤穂線西大寺駅から
徒歩5分
西大寺バスターミナルより
徒歩5分

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虫歯について知ろう!

1)歯の構造

2)虫歯の成り立ち

3)予防しよう

4)酸蝕症

1)歯の構造

虫歯を知るにはまず歯の構造を知りましょう。

歯は、上部からエナメル質、象牙質、歯髄、セメント質から構成されています。

歯の断面図

1.エナメル質

歯の歯冠部際表層にある、通常目に見える部分で、生体でもっとも硬い硬組織です。
96%が無機質で残りが水分と有機質(コラーゲンは含まない)。厚さは1番厚いところで2.5mmぐらいです。
無機質は、ハイドロキシアパタイトというリン酸カルシュウム結晶で性質は硬くて脆いです。
永久歯と乳歯の違いは、厚さが永久歯に比べて1/2と薄く水分が多く(乳歯2.8%永久歯2.3%)硬度が低く 化学反応性が大きく脱灰の影響が受けやすいため虫歯になりやすいですが、フッ素の影響では逆に永久歯と比べ、歯質の強化をしやすいのです。
ダイヤモンドの固さを10とした場合  最表層 9−8  内部 6

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2.象牙質

歯の主体をなす硬組織でエナメル質より柔らかいため虫歯が象牙質に進行すると急速にすすみます。
70%が無機質で20%がコラーゲンを含むたんぱく質で10%が水分です。
象牙質の中には象牙細管という管が歯髄からエナメル質に向かって走行しており直径は0.8〜2.2マイクロメートルです。
象牙質は象牙芽細胞から作られますが、象牙芽細胞は、歯が完成したあとも象牙質に残存し必要なとき (虫歯の細菌の毒素刺激、知覚過敏の温度刺激、虫歯治療に使う薬剤刺激など)に象牙質を形成します。 この象牙質を第2象牙質とよび、歯の完成時に作られる象牙質(第1象牙質)と区別します。第2象牙質には象牙細管が無いことが特徴です。
ダイヤモンドの固さ10とした場合 5〜4

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3.E−D境

エナメル質と象牙質にある境のことでお互いが弱い結合力でむすばれています。

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4.歯髄

歯の神経、血管の総称で歯の内部の歯髄腔に存在する。象牙芽細胞への栄養と歯の感覚を司ります。

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5.セメント質

セメント質は、歯根部象牙質外表を覆う硬組織です。エナメル質と同様象牙質に接してますが、エナメル質を覆うことはないです。
ダイヤモンドの固さ10とした場合 3

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2)虫歯の成り立ち

1.虫歯の成り立ち

歯の表面は唾液由来の獲得皮膜(ペリクル)に覆われています。その上に歯垢(プラーク)が付着します。 歯垢は、70%が水分で30%が有機質です。このうち大半が細菌でしめられています。
歯垢内の細菌(主にSt、ミュータンス)が糖質をエネルギーとして排泄される酸により、その周囲を酸化させることによって、 歯の成分のリン酸カルシュウムが溶け出します(脱灰)。このことが継続的に時間をかけて起きて、実質欠損(穴)が出来ます。 この穴の事を虫歯と呼んでいます。

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2.虫歯の条件

虫歯の成り立ち

歯垢のpHと時間の関係
「何を食べたら虫歯にならないか」東北大学歯学部より

虫歯になる条件とは、歯質、細菌、糖分、そして時間の経過が加わっておきます。 時間の経過とは、虫歯は24時間休みなしで進行しているのではなく、飲食直後から数十分だといわれています。


それは、飲食物(糖類)が口のなかに入り歯の歯垢(プラーク)に存在する細菌と接触、 そこで細菌が糖を分解して酸を産出し、歯垢中のPHをいっきに酸性にかたむけます。
そこで、初めて歯の脱灰がおきはじめます。(脱灰がおき始めるPHの臨界点は、エナメル質:PH5.5、象牙質:PH5.7〜6.2といわれています。)
そして数分間その最低PH値を保ちその後、唾液などで口腔内が洗浄され、歯垢中のPHは唾液の作用により、 数分から60分以上かけて徐々に最初の値にもどります。

さらに時間がたつと歯から溶け出してその周囲に停滞していたカルシュウム、リンイオン、また唾液中にも、カルシュウムイオンやリン酸イオンが豊富に含まれていて、 脱灰した所を数時間かけて修復します。これを再石灰化といいます。

だ液ダ!  再石灰化

つまり、飲食のたびに、歯の表面では、この脱灰と再石灰化がくりかえしおこなわれています。 脱灰と再石灰化のバランスが取れていると虫歯は起きませんが、このバランスがくずれ、脱灰の時間が増えると虫歯ができるのです。
エナメル質の表層脱灰は元に戻りますが、それ以降の欠損性の脱灰は元には戻りません。そして欠損部にはプラークが着きやすく、虫歯の進行を早めます。

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3.虫歯の落とし穴

よく微糖などと記載された飲料水などを目にしますがでは、微量であれば大丈夫でしょうか?

この図は糖液の濃度と歯垢PHの関係の表です。

砂糖液10ml(おちょこ1杯程度)で口をゆすいだ時の変化は、砂糖の濃度に関係なく2―3分で歯垢PHは最低値を示します。

糖液の濃度と歯垢pHの関係

たとえ0.1%の砂糖液(ほとんど甘さを感じない濃度)でも短時間ではあるが、 歯垢PHが歯を溶かすのに必要なPH5.5以下になります。5%の砂糖水では20分以上にわたりPH5.5以上の状態が続きます。 大多数の炭酸飲料水は、10%前後の濃度を含んでいますので1時間近くPH5.5以下の状態が続くと考えられます。 つまりこの間は脱灰は続くのです。一度下がったPHは水で口をゆすいでも歯ブラシを行ってもすぐに元に戻すことはできません。 ただ戻る時間は多少なり短くなるでしょう。

たとえば、7時半起床、8時に朝食をとり、9時半に缶コーヒーを飲み11時に間食し、 12時からゆっくりと昼食をとり3時に間食し、5時に缶コーヒーを飲み7時にお酒を飲みながら 1時間ぐらいゆっくり夕食を食べ、10時ごろ夜食を食べ12時に睡眠したとしましょう。

再石灰化と脱灰

このとき起きている時間のほとんどは歯の脱灰に使われ再石灰化の時間はあまりありません。 では、睡眠中があると思われるかもしれませんが、睡眠中は唾液の出る量がすくないので再石灰化出来る量も少なく、 また、口腔内の細菌は激増する時間帯なので修復できる時間帯ではないのです。 つまり虫歯を作る生活習慣となってしまうのです。

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4.虫歯の形態

虫歯は表層は硬く再石灰化しやすいのであまり広がらないのですがエナメル質の内部は、 表層より柔らかく再石灰化もしにくいので広がりやすく、E−D境にむかって逆三角形状に進行します。
E−D境ではエナメルと象牙質の結合が弱いためいっきにひろがります。
象牙質では、E−D境から象牙細管をとおり歯髄方向に向かい、また細管から象牙質にも広がります。 象牙質は、象牙細管という通り道とエナメル質より柔らかいため虫歯の進行はエナメル質よりはやいです。 また象牙細管は歯髄と繋がっているため、冷水痛や拍動痛などが発症しやすいのも特徴です。

虫歯の形態

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5.虫歯の分類

エナメル質に限局している場合

  • C0 エナメル質表層脱灰で実質欠損は認められず、歯質不透明感や白斑(ホワイトスポット)がみてとれます。
  • C1 エナメル質に限局しているが実質欠損がある。
  • C2 象牙質に達してます。虫歯の進行速度に違いがありますが、早い場合(急性ウ蝕)は冷水痛や、自発痛があります。遅い場合(慢性ウ蝕)は、防御反応である第二象牙質などが出現し自覚症状がない場合が多いですが、ゆっりと進行し、いつの間にか歯髄も死に(ミイラ化)C4まで進むケースが多いです。
  • C3 歯髄にまでしている。
  • C4 歯髄まで進行し歯冠部(歯の上部組織)が崩壊し根尖部にも感染が進行している場合(根尖性歯周組織炎)が多い。

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6.虫歯の細菌

ニュータンス菌

人の口腔内には、多くの細菌が(300種ー400種)が生息しているといわれています。これらを常在菌といいますが、それらの多くは何らかの理由によって人と共存していると考えられています。その細菌すべてが有害ではなく、色々な条件が合わさってこそ色々な疾患の原因となるのです。
ウ蝕原因菌といわれるものにはミュータンス菌、ラクトバチラス菌など数種類関与していると考えられていますが、やはり初期ウ蝕において一番関与しているのはミュータンス連鎖球菌でしょう。
では、ミュータンス菌のウ蝕原性の特徴は何でしょうか。

1. 菌体外多糖産生性

菌体外表層に水不溶性グルカンを産生します。このグルカンは粘着性が強くミュータンスを歯面に強固に粘着します。
またグルカンは、プラークからの酸の拡散を防ぎ、菌体同士の凝集をおこさせます。

2. 菌体内多糖貯蔵性

豊富な糖の存在下では、菌体内にグルコーゲンの形で多糖を貯蔵し、環境に糖が無い場合には貯蔵しておいたグリコーゲンをエネルギーとして酸を産出します。

3. 乳酸産生性

ショ糖、果糖、ぶどう糖などから乳酸を産生し周囲のPHを下げます。

4. 耐酸性

ニュータンス菌により脱灰

PHが下がると通常の菌は解糖を行う活動を停止しますが、ミュータンス菌はエナメル質の脱灰される臨界PHの5,5よりもはるかに低いPHまで解糖をおこなうことができます。
これらの特徴によりウ蝕にもっとも関与する細菌といわれています。

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7.虫歯は感染症

ミュータンス菌は、個人差はありますが、1歳から2歳前後までに定着します。その感染源はおとうさんやお母さんです。ご両親(特に母親)にミュータンス菌の菌数が多いほど子供さんの口腔内のミュータンス菌んも保有率が多くまた、少ないほどお子さんの保有率も少ないです。
つまり、お子さんの虫歯から守ろうとすれば、まず、ご両親の口腔ケアーが必要です。特にお母さんに対しては、出産後からではなく、妊娠中からでも口腔内のプラークコントロールを始めたほうが望ましいと考えます。
ではどのようにしたら虫歯を予防出来るのでしょうか。
虫歯の成り立ちでも記載しましたが、虫歯が起こる3大条件があります。
歯質、細菌(プラーク)、食品(糖分)です。(それと 時間)
この3つの条件が重なった時、虫歯がおこりやすいです。この条件因子を少しでも除外できたら虫歯になる確率はかなりさがります。
3大条件+時間の虫歯になりやすい条件因子を除外する方法はなんでしょうか。

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3)予防しよう

歯質は歯質の表面自体を強化することによって酸の攻撃から解けにくくするのです。
強化する事とはどういうことか、それはいわずとしれたフッ素です。

1.フッ素

フッ素は自然界に存在し我々体もフッ素を構成元素のひとつとし、含まれる割合は、鉄よりも多いのです。また、飲食物にも少なからず含まれていて、特に海産物に多くふくまれています。またお茶にも比較的多く含まれていて、1日に飲食物から、1−2mgはフッ素を摂取しています。
虫歯の予防に使用しているフッ化ナトリウムは天然の岩石である蛍石から精製されるもので天然のものです。

フッ素が虫歯予防になる理由

  • 再石灰化促進
    脱灰した部分には、フッ素を取り込み易くなる特徴があり、再石灰化を促し、虫歯の進行をおさえます。
  • 歯質強化
  • 酸産生抑制
    フッ素は、炭水化物が発酵して出来る乳酸の発生をおさえます。
  • 抗菌作用
    フッ素は、酸を作り出す原因菌の働きをおさえます。

予防法

  • 歯面塗布法
    歯科医院、保健所
    (方法にもよりますが、1年に2〜3回通院し塗布するのが目安です)
  • 歯磨剤
    歯磨剤のフッ素濃度は、薬事法で1000ppmまでときめられております。ほぼどのメーカーも混合誤差もかんがえて995ppm(子供用は500ppm前後)にしているといっています。

歯磨剤の使用法

まず、ブラッシングで十分に歯垢をとります。
フッ素入りの歯磨剤を歯ブラシのヘッドの1/2以上につけ全体の歯面に塗ります。
うがいは軽めに1回程度とし、その後の飲食は30分程度は避けましょう。
1日2回、出来たら毎食後3回行うのがベストです。
※ブラッシングの項でもう少し詳しく記載します。

フッ素洗口法

フッ素洗口法は最近のデーターによると、フッ素歯面塗布と自宅での歯磨剤による歯磨きを行っていればフッ素洗口法の効果は薄いといわれ始めています。
またフッ素洗口法の週1回法においては幼児に行わせると飲込んでしまい急性中毒症になる可能性があると指摘していますので、当院は、フッ素洗口法の推奨はやめました。

中毒症

前にも記しましたがフッ素は自然界に存在し我々の体を構成している元素の1つです。また飲食している物にはほとんどの物に少なからず含まれています。フッ素は毒だからやめましょうと言われる方もおられますが、フッ素が毒なのではなく、どんな物でも多量に飲むと毒となるということです。使用量をまちがわないで使用すれば、問題ないと考えます。

  • 急性中毒症

    体重10kgに対して20mg(歯磨剤1/2〜2/3をいっきにまちがってのみこんだ量)
    ■症状:悪心、嘔吐、よだれ、腹痛(下痢)などほぼ一般の毒物中毒症と同じです。
    間違って飲んだ場合
    応急的に牛乳を(100cc以上)飲ませてください。
    その後量、症状を確認し救急や小児科を受診してください。

  • 慢性中毒症

    斑状歯
    歯が形成される時期6ヶ月〜5才ごろまでの歯の発生時期に2ppm以上を長期にわたって摂取(水道水)していると歯の表面が部分的もしくは全体に白濁したエナメル質形成不全症になります。

    骨硬化症
    日本では8ppm以上の飲料水(水道水など)から長期にわたって摂取すると発症するといわれています。

    ■症状:X線による骨量の増加、関節、脊椎、骨盤の骨の硬直など
    ガンやダウン症など水道水などに添加されていて、長期に持続的に摂取していると発症頻度が高くなるといわれています。
    現在のところフッ素については、効果がないとか、中毒が強いとかの反対意見も聞かれますが、当院では、歯科医院や保健所での歯面フッ素塗布及び歯磨剤の使用にかんしては、虫歯の予防に効果的であるし、国産の歯磨剤であれば正しく使用されれば問題ないと考えております。

ただしフッ素による予防法は、虫歯になりにくくなる予防法で虫歯にならないわけではありません。ですのでフッ素をしてるからといって歯磨き、食生活に気を配らなければ虫歯になってしまいます。

細菌(プラーク)

プラーク(食魂)は、細菌の固まりです。プラーク中の細菌が酸を作りだすので、そのプラークを除去することによって口腔内の細菌をへらし酸の産生も減少させ、虫歯を作るPH低下を絶つのです。つまりモトをたたなければだめ!!と言うことです。
なにをするかというと王道中の王道、ブラッシングです。

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2.ブラッシング

歯磨きをしていない方はいないとおもいます。ではなぜ虫歯になるのでしょうか。
歯磨きを行っている!と、歯磨きが出来ている!とはおおきな違いがあります。結構、同じところを何回も磨いていたり、大事なところに歯ブラシがあたっていない事をよく見かけます。歯には、3大不潔域といわれる所があり、歯ブラシがあたりにくく、虫歯になりやすい所をいいます。

ブラッシング

この部分を気お付けながら歯ブラシをすると虫歯にはなりにくいです。

また、親知らず(智歯)、または、その前の歯(第二大臼歯や、舌側の歯の付け根などもブラシが当たっていないことが多いです。
ご自宅でプラークの付いているところを染め出してチェックするなり、ブラッシング方法もバス法、スクラッビング法、フォンズ法、爪楊枝法など色々あります。ご自分に一番あう方法を歯科医院にて相談、指導してもらうのがいいでしょう。
(ブラッシング方法は歯科医院に行って指導をおすすめしますのでこの項では方法は記載しません。)
歯磨きは虫歯予防の基本中の基本ですし、安価な方法です。

歯ブラシの時期

ブラッシングの時期は現在のところ2通りの考え方があります。
1つは細菌学からみた考え方と口腔衛生学(ウ蝕学)からみた考え方です。

細菌学的見解

虫歯は細菌が引き起こす感染症です。ですのでトータル的に口腔内の細菌数を少なくすれば、虫歯もなりにくいと言う考え方です。
ブラッシングをする時間帯はと言うと、就寝直前と起床直後です。睡眠時は唾液の流出量が起きている時より極端に減少します。つまり就寝時の口腔内は、細菌が唾液の性質である抗菌、及び流出による洗浄ができず、また逆に流出量減少による口腔内乾燥において、細菌の歯面への張り付き、又適度な湿度と温度と栄養による細菌にとっての最適な環境がもたらす増殖があげられます。
ゆえにブラッシングは細菌数が増える前後、つまり就寝直前と起床直後が1番いいといはれます。昼食後のブラッシング(細菌数の減少のためのブラッシング)は、起きているときの細菌数はほぼ一定であるのでメリットはあまり無いと考えられています。
又歯磨剤はブラシヘッドの1/3ぐらいが口腔内が歯磨剤でいっぱいにならなくてよいとされています。
細菌減少の目的でのブラッシングは、口腔内の全体的な細菌数を減らすのが目的なのでスクラッビング法が最適であるし、また、虫歯予防だけでなく歯周予防、カンジダ症予防にも効果があります。

口腔衛生的(ウ蝕学)見解

虫歯は食事直後からのPHの低下にとって脱灰がおきその連続により起こると書きましたが、口腔衛生学的見解はフッ素入り歯磨剤を前提に考えております。ですのでブラッシング時期は口腔内PHが脱灰時期後再石灰化時期に入ったときに行うのが良いと言う考え方です。
ブラツシング時期は朝食、昼食、夕食終了後30分後がベストです。「虫歯の成り立ち」でも記しましたが、食直後にブラッシングをおこなったとしてもPHが急上昇することはありません。又のブラッシングすることにより、脱灰されたカルシュウムイオンやリンイオンが歯の周辺に停滞せずブラッシング及び嗽により流れてしまいます。30分たつとほぼ臨界PH値を脱し、再石灰化領域にはいりますので、このときにブラッシングを行えば再石灰化と同時にフッ素も取り込まれ強い歯になるとの事です。
歯磨剤はフッ素効果を求めますので歯ブラシのヘッド1/2から全体につけます。ブラッシング法はバス法で歯面に刷り込むかんじで(ブラシ圧は強くなく)行うのが良いでしょう。嗽は、軽く1,2回で口腔内に歯磨剤(フッ素)が残る程度が良いでしょう。
基本ですが、ブラッシング後は飲食30分は避けましょう。

※ブラッシング方法や力かげんは以外と難しいです。出来たら歯医者さんにいってブラッシング方法は指導してもらってください。

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3.キシリトール

糖質は、虫歯にとっては天敵ですが、日本人は1日の摂取エネルギー2000カロリーの60%を糖質から摂取しています。消化は小腸で吸収され肝臓で取り込まれグルコースとして脳や赤血球のエネルギーとして使われるので、なくてはならない栄養素です。ですので、虫歯に悪いから摂取しないのではなく、3食はきちっと糖質をとり、間食などに代用甘味料を使うのが良いと考えます。最近代用甘味料としてよく使われているのがキシリトールです。

キシリトールは糖アルコール類の一種で白樺やトウモロコシの芯を加工してつくられる、天然素材の代用甘味料です。
冷涼感(吸熱反応)があり、後味に切れがよく、ショ糖と同程度の甘さがありカロリーはショ糖に比べ75%(3cal/g)と低いです。また、加熱による甘みの変化がないのが特徴です。また、FOA/WHO合同食品企画では、1日の摂取量特定せずという最も安全性の高いカテゴリーとして評価を得ています。
糖アルコールには、キシリトールのほかソルビトール、マルチトール(還元麦芽糖)、エリスリトールなど多くのものがあります。どれも虫歯を起こさせない代用甘味料として多く使われています。

 

ウ蝕予防効果

キシリトール自体に直接ウ蝕を抑制する効果はほとんどありません。あるのは、虫歯菌が出す酸の抑制効果や、唾液の分泌促進効果でウ蝕を予防するのです。

1. 酸の抑制効果
虫歯は主にSt、ミュータンス菌が、歯垢中でショ糖をエネルギーとして酸を作り出す事によってPHが下がり、歯を溶かし穴をあけていく現象のことです。
酸の抑制効果として、ある実験結果ではショ糖からの酸産生を100%として、キシリトールが0%に対しソルビトトール、マルチトールは、20%作られるとゆうデーターや、又はどれも酸産生の違いはないというデーターもあります。
ゆえに100%キシリトール食品を常時摂取しても酸は産生されず、口腔内のPHは低下しないため虫歯になりにくいのです。

2. 歯質の再石灰化
キシリトールなどの糖アルコール類が、じかに再石灰化を起こす事は認められておりません。ただ甘味料の特徴として唾液の分泌を促進させることは知られております。唾液の分泌が促進される事により、口腔内のリン、カルシュウムレベルを増大させて、石灰化効果を促進させます。
※食後キシリトールガムをたべれば、唾液量が増えて再石灰化効果が高まると言われています。

3. 虫歯菌の増殖抑制
口腔内に存在するStミュータンスや細菌性肺炎を引き起こす肺炎双球菌はキシリトールが栄養源とならず、栄養源とならないものを細菌内のエネルギーで分解させ菌体内に蓄えてあるグリコーゲンを消費させ殺す働きがあるといわれています。これを無益又は、空転回路と呼ばれていますが、この回路が働かないミュータンス菌も多く存在することがわかりましたので一概に増殖抑制効果があるとはいえません。

4. 疾患の抑止力
■糖尿病
ショ糖に比べカロリーが低く、小腸における吸収速度が遅いため摂取した量の20%程度しか吸収しません。残りは大腸に達します。また、吸収されたキシリトールも代謝されずに短時間で排泄されます。ゆえに血糖値の急な上昇やそれに対するインシュリンの反応を引き起こしにくいのです。

■大腸癌発症抑制
腸内において大腸菌などの増殖が抑制され、大腸癌の原因物質であるプカペンテンなどを合成、分泌を抑えます。
骨粗しょう症の治療や急性中耳炎の予防にも役立つといわれています。

■その他
カロリーが少ないのでダイエツト効果が期待できます。
糖アルコールは、大量に食べると一時的に軟便、下痢をおこします。
(キシリトールは非常に水を吸着する働きがあり小腸内を速やかに移動し大腸に行きます。大腸では、吸着していた水分が遊離し、大腸の内容物の水分量をたかめ、一時的に軟便や下痢になります。軟便、下痢になる1日のキシリトール摂取量は、体重60kgの成人で約40g。30kgの子供で約15g程度目安ですが、個人差はかなりあります。)・・・・・便秘のときにはよいかも!
カロリーが少ないからといって頻繁に摂取していると甘味料依存になる危険性もあるので注意しましょう。

キシリトール入り食品の注意点

キシリトールが入っているから虫歯にはならないから大丈夫?と考えていませんか。
先にも記しましたが、キシリトール自体にウ蝕抑制効果はほとんどありません。またテレビのCMで流れているような酸から歯を守る効果もありません。
砂糖の10倍以上キシリトールが入っていても砂糖の虫歯を起こす力を消すことができません。つまりキシリトールが95%はいっていても砂糖が5パーセント入っていれば口腔内のPHは危険ゾーンに入り虫歯になる危険性があります。
歯科専売キシリトール入りガム、チョコレート、グミ、その他専売(キシリトール100パーセント) 以外、市販(スーパーマーケット、コンビニストアー)で売られている物は、一部をのぞいてほとんどの商品のキシリトール含入量は70%〜30%です。(キシリトールは高価ですので値段の問題もあるのでしょう。またキシリトール100%近く使用していたら、かならず自慢げにキシリトール100%使用!!記載があるでしょう。) 

お手元のガムはキシリトール何%?

成分表示を見て計算してみましょう。
  (キシリトールg÷炭水化物g)×100
上の計算でキシリトールの含有率がわかります。

商品名 キシリトール量

ロッテ キシリトールガム
フレッシュミント味

ロッテキシリトールガム ロッテキシリトールガム

(50.7÷113.3)×100=44.7%

ロッテ キシリトールガム
(歯科医院専売)クリアミント味

ロッテキシリトールガム(歯科医院専売) ロッテキシリトールガム(歯科医院専売)

(117.5÷120.7)×100=97.3%

同じロッテのキシリトールガムでも市販品のキシリトールガムと歯科医院専売のキシリトールガムではキシリトールの含有率がちがいます。

 
商品名 キシリトール量

明治 キシリッシュ
マスカット&ブルーベリー味

明治 キシリッシュ 明治 キシリッシュ

(44.6÷93.0)×100=48.0%

キャドバリージャパン クロレッツXP
オリジナルミント

キャドバリージャパン クロレッツXP キャドバリージャパン クロレッツXP

(1÷13.3)×100=7.5%

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4.時間

時間的な問題は、プラーク中のPHが出来るだけ1日のうち脱灰臨界値より上に存在する時間がながければ脱灰が起きないという考えです。
食事の回数、時間をできるだけ少なくし、食事後、最低1時間はのどが渇いても水、お茶を飲んでジュース(果汁100%も同じです)やスポーツドリンクなど(砂糖がかなり含まれています。)の飲食は止めましょう。
最近、ペツトボトルの普及により、常に持ち歩き喉が渇くたびに少しずつ飲むという人が増えてきています。これが、水や、お茶であれば問題ないのですが、スポーツドリンクや果汁入りの飲料水気をつけましょう。
間食は要注意です。おやつになる食べ物は特に、糖分量が多く唾液と絡まって粘着性が出て歯に絡みつき糖分が長い間口腔内に停滞するものが多いからです。
だらだら食いはやめ、よく噛んでいっきに終わらせましょう。哺乳瓶などは、飲むのに時間がかかりますので、できたら哺乳瓶で飲ます時はジュースやスポーツドリンクを入れて飲ませない様おねがいします。
間食や食事といっしょにジュースや、炭酸飲料水、スポーツドリンクはさけ水やお茶、糖分の無いコーヒー、紅茶にしましょう。

これまで個々にフッ素、歯磨き、キシリトール、食事時間について記載しましたが、個々に実践しても虫歯予防になりますが、複数を実践するとより効果があらわれます。

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4)酸蝕症

虫歯と同じ様に酸で歯を脱灰させる病気です。虫歯は細菌が出す酸によって歯を溶かしますが、酸蝕症は飲食物の酸によって歯が溶ける病気です。以前はメッキ職人などの酸を扱う人の職業病でしたが、最近は酸を含む飲食物が増えたため生活習慣病と言われるようになりました。

 
商品名 PH

スポーツドリンク

3.3〜3.7

オレンジジュース(果汁100%)

3.7

チュウハイ

3.0

ビール

4.0〜5.0

ワイン

2.8〜3.7

コーラなど炭酸飲料水

2.4〜3.2

黒酢(5倍希釈)

3.3

特に黒酢は体に良いと頻繁に飲む事はよいのですが歯を溶かしてはもともこもありません。
また飲みやすくするため、かなりの量の甘味料がはいっている物もありますから注意しましょう。
嘔吐症の方やお酒で頻繁に嘔吐される方は嘔吐による胃液で発症します。
酸性水でひんぱんに長期間、嗽を行うと発症するという報告もあります。
ごくごくと普通に飲む分には短時間ですので問題はありませんが、だらだらと飲むと砂糖が含まれる飲み物だとダブルパンチで歯の脱灰は進行します。

がんばって虫歯予防をおこなってください。

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